白本 高城剛
昨年Kindleを購入して以来、今まで拒絶していた活字に触れることが多くなった。昨年は人生でも一番本を読んだ年になったと思う。今年は読むだけでなく読んだ本をなるべく記録に残していきたい。(新年の抱負)
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沢尻エリカの元旦那であり、ハイパーメディアクリエイターといういかにも胡散臭い肩書きを名乗っていたことで知ることとなった高城剛氏の本を初めて読んでみた。
複数の著書があるようだったので、金額的にも手頃で、Kindleですぐ読めるというのもあって本書を手にしてみた。
本の内容は、本人のメールマガジンのQAから厳選したものを編集した内容となっている。
割としょうもない質問から、音楽などアートに関すること、ライフスタイル、悩み相談まで幅広い質問がカバーされていた。どの質問にも丁寧に答えてくれているのを見ると、メールマガジンも購読して、質問してみたいなという気持ちになる。
特に、これからの時代、社会、ライフスタイルに対する彼の考え方は、共感できるものも多く、もっと話を聞いてみたいという気持ちになるさせられる。彼の考え方を理解できない人も世の中にはたくさんいるだろうが、、、
ただ、内容的に少し薄いような気はした。というのも、やはり質問の分野が多岐にわたることで、それぞれの分野に対する意見などが薄くなっているような。どこかふんわりしている。ある意味クリエイターっぽいというか、概念的な話が多いというか。まあ280円という値段を考えると、不満と言うまでではない。数時間でさらっと読める、読みやすい本である。
この受け答えを見る限り、メールマガジンのQAでの受け答えは真摯に行ってくれそうなので、メールマガジンを購読し、自分のぎもんとか悩みをしっかりぶつけてみるのもありかなと。
また、他の著書には踏み込んで書いてあるのかもしれないので、もう少し彼の本を読んでみようと思う。
Amazonのレビューでは件数は少ないものの、高評価が多いが、おそらくメールマガジンの読者のようなファン層が書いているのだろうと想像できる。
280円を高いと思わなければ、買って読んでみるのはありだと思う。「ハイパーメディアクリエイター?胡散臭いよ。」と言わず、読んでみると、そんな敬遠する必要ない、意外と真面目な方という印象に変わると思う。ちなみに本書の中でハイパーメディアクリエイターの由来、その肩書きに対する本人の考え方が書いてあるが、本人は現在ハイパーメディアクリエイターを名乗っていないことも書かれている。
印象に残ったところ
- 今後大切なのは「英語」「コンピュータ」「国際感覚」「センス」の4点。Eメールで笑いが取れるということはこれらの要素を含んでいないとできないから、これが基準点
- 人間関係を構築するとき、自分について話すことから始める。自分のiPhoneに「満員電車のビデオ」を入れておいて話のネタにすることで、自分や日本に興味を持ってもらうきっかけにする。
- (結婚のアドバイスについて)悪い関係のときにどのようになるか、ということを見ることが大切
- 誰かや何かに「楽しませてもらっている」と、つまらなくなることが増える。自分で自分を「楽しんでいる」と、ほとんどの場合つまらなくなることは無い。
- 楽しい国、楽しい場所を選ぶ上で基準にしているのは、その国のトップチャートを見ること。日本のトップチャートはAKBや嵐だよね。。。
- 海外を旅行する際、新聞を持って歩くと現地人にみられ、スリの危険が減る
- 「なんとなく」はある日気がつくと大きく育っているもの。焦らず自分を信じること
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